AI全盛の将棋界…経営もAIが席巻するのか…?

近年の将棋界の話題と言えば藤井聡太七段の快進撃…三戦目は渡辺明棋聖の圧勝だったが、あと一勝で棋聖…最年少タイトルホルダーに…昭和の天才谷川、羽生に続く令和の天才…

藤井聡太七段の快進撃の根源は…AI将棋…少し前まではチェスと異なり奪った相手の駒を使える将棋は手数が多くAIでは対応できずプロ棋士の勝利が続いていたが今では完敗するほど進化…いずれチェスと同様に全く人間が勝てないようになるだろう…

私もAIソフトで将棋を指しますがMAX15レベルには一度も勝てていません…たぶん勝てないでしょう。

同様に株取引の世界でもAIが…私も2年ほど前からお試しとしてAI株取引ウェルネスナビを使用しているが、なるほど手間も掛からず過去のデータ解析、様々なコード解析等のマトリクス分析から、利用者のレベル(リスクヘッジ)に合わせた売り買いをしている。極端な市場変化では元本割れもあるが素人でも気軽に株取引が容易にできる…

AIによる経営…これも実現可能か?

否定はできないが一つ重要なピースが欠けている…それは会社は人で構成されているということ。人はそれぞれに性格、人格、能力、思考、思想等がバラバラ…一人として同じ人は居ない。それを組織として組み合わせて結果を求めていくのが経営。

前職で一番頭を使ったのは何か…と振り返ってみると組織をつくり上げる人事だったと思う。大体発令は二月~三月だが、実際に原案を作るのは12月からだった…原案を私が作成し、最終的には社長と協議して決めてきた。その時々の課題をどう解決するか?その為に誰が最も適切か?…430名程度の社員一人一人からピースをくみ上げていく…成功例もあるが当然失敗もしてきた…その失敗を糧に次の人事に繋げるように人材育成、人財育成を繰り返す…それは人事異動によるOJTであったり、教育プログラムだったり…試行錯誤しながらの繰り返し…

さて経営をAIの力でについてだが、間違いなくツールとしては強力な武器となるが、すべてを任せられるとは思えない…

何故なら会社にとって最も重要なピースは人=社員だから!